導電性・帯電防止ゴムについて

各種生産ラインで使用されるゴムロールにおいて、静電気による問題が発生することがあります。
例:
・ゴムロールを通過する薄手の材料(紙やフィルムなど)がロールに巻き付く(粘着による場合を除く)
・ホコリや細かいゴミの付着
・塗装ムラの発生
 など
 静電気は、電気的な極性が異なる物質が摩擦、あるいは剥離する時に発生します。発生した静電気が逃げることなく留まることを”帯電する”と言います。帯電あるいは帯電した電気の放電によって上記のような問題が発生します。
 通常ゴム材料は絶縁性であり、電気が流れません。そのため、表面で発生した静電気はゴムロール表面に蓄積し、帯電した状態になります。
 静電気による障害は、ゴムの導電性を向上させることで解決できます。弊社では、このような静電気に対する対策のために、帯電を防止することができるゴムロール(帯電防止ロール)を製造しています。

ゴムの表面抵抗と静電気について

「表面抵抗」は、ゴム表面の電気抵抗のことです。単位はΩ(オーム)です。数値が大きくなると電気抵抗が大きく、帯電した状態になる傾向が強くなります。

※これらの表面抵抗値は資料によって少し異なる値が示されることがあります。
<参考>
「10²」というのは、「10」を2回掛け合わせた数字です。「10²=10×10=100」のことを表します。「10」の右肩に数字が「10」を掛け合わせる回数であり、「1」の後ろに並ぶ「0」の数を表します。したがって、10³Ωは1,000Ωのことです。通常のゴム材料の表面抵抗は、10¹¹~10¹³Ω程度です。

帯電防止材料

水内ゴムの帯電防止ロールの表面抵抗値

ゴム材質

硬度(JIS A)
特長
NBR

30°,40°,70°,80°
耐油性、耐摩耗性

20°,50°,70°,80°,90°
CR

70°,80°
耐油性、耐候性
EPDM

40°,50°,60°,70°,80°
耐候性、耐極性溶剤性

60°,70°,80°
SBR

60°,70°,80°,90°
弾性、高強度
シリコーン

70°,80°
耐熱性
上記以外の材質や硬度に関しては、営業担当者にお問い合わせください。
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